魅惑の国、フィンランド
フィンランドって、どんな国なのでしょうか?
フィンランドの正式名称は、「フィンランド共和国」(Republic of Finland)。
フィンランド語では、”Suomen tasavalta”(スオメン・タサヴァルタ) と言いますが、通称は、”Suomi”(スオミ)。その語源は、湖、池を意味するSuoだと言われています。実際、国土の8割が森林で、しかも、18万もの湖沼があります。これだけ自然が豊かなために、「森と湖の国」とも呼ばれています。
このフィンランドは、北ヨーロッパにある共和制国家。北欧諸国の1つに数えられ、北側はノルウェー、西側はスウェーデン、東から南東にかけてはロシアと国境を接してます。フィンランドは、日本から最も近いヨーロッパの国ですね。実際、日本からフィンランドまでは、フィンエアーの直行便で約9時間30分です。
さて、フィンランドで有名なのは、ムーミン、サンタクロース、オーロラ、サウナ、そして、北欧デザインの代表ブランドである、マリメッコやイッタラ、アーリッカなどがあります。まさに、童話と自然、そしてデザインの国です。
フィンランドの四季は、どの季節も良いですが、観光客が圧倒的に多いのが夏ですね。といっても、もともと人口が約540万人と少ないので、夏のハイシーズンでも、人はあまり多いとは感じません。また、夏とは言っても、あまり暑くはありません。日中でも19~21℃くらいの日も多いので、ちょっと肌寒いくらいです。
それと、夏は真夜中になっても薄明になっているか、または太陽が沈まない白夜(びゃくや)なので、夜10時過ぎでも普通に明るいです。昼が長くて得した気分になりますね。
逆に冬は、その反対で、日中でも薄明か、太陽が沈んだ状態が続く極夜(きょくや)があります。そして、フィンランドの北極圏では、オーロラを見ることができます。
フィンランドの首都は、国の最南部で、フィンランド湾の入り組んだ海岸線をもつ小さな半島の先に位置するヘルシンキ(Helsinki)です。フィンランドは、国土の大半が寒冷な気候のため、ヘルシンキだけでなく、大きな都市の多くは、国の南部にあります。
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、教育が良いのか、どこでも英語が問題なく通じるので、あまり苦労はしません。それどころか、フィンランド人は英語がとても流暢です。日本も見習うべきですね。
ちなみに、フィンランドの通貨はユーロです。
フィンランドの国旗は、白地に青十字のデザイン。青は空と湖、白は雪を表しています。そして、十字はキリスト教の十字架の象徴です。
フィンランドの街を歩いていると、いつも感じるのですが、人がとても親切です。
道に迷ってしまった時は、困った顔を見て話しかけてくれて、丁寧に道を教えてくれたこともありましたし、タクシーに乗ると、運転手さんはいつも優しいです。
この国は、人も魅力的なんです。
結論としては、フィンランドは、のんびり過ごすには最適な国です。癒しの国、フィンランド。あなたも是非、訪れてみて下さい。
きっと、その魅力の虜になってしまうでしょう。